2013年6月1日土曜日

劇場版花咲くいろは見てきた

映画の日だし1000円ならと思って見てきたら意外に佳作(;´Д`) 一時間ちょっとの長さなのがちょっと損したかもって気にはさせられるけどね
アニメシリーズ見たことのない人にはちっとも見る価値のないファンムービーですけど見た人ならきっと楽しめますよ
さてこれからけっこうネタバレしますが
最初のウチは「輝きたい」って台詞を緒花の口からも若い頃のお花の母からも言わせてるんですね
それも母の皐月が喜翆荘を飛び出してから言わせるものだからアニメシリーズの内容からしても「ああこれはこの映画を通して自分を見つけていく話なんだな」と思わせてくるわけです
そのあと緒花もみんちも巴さんも結名も頑張ってるんだって話で攻めてくるわけですよ
そのあたりはキャラを生かしてこのキャラの可愛いところってのを見せてくれたりしてみんな喜んでねって映画なんです
でもそんなシーンが続いていって過去の緒花の父との皐月のシーン、皐月が父の撮った自分の写真を見て「こんなに輝いてる」そして「がんばったり葛藤したりしてるところは輝いてる」みたいな台詞があってからは話が変わるんですよ(*注意:台詞はうろ覚えです)
今まで「輝きたい」だった話が「私たちって輝いてるじゃん!」な話に変わるんです
おばあちゃんも喜翆荘を「守る」だけじゃなくて喜翆荘をみんなを喜ばせる場所にすることに喜びを感じてるんだって
みんちもまだ板前としては半人前で苦しんでるけど修行の中で未来が見えてきてるんだって
なこちもなにか目標がある訳じゃないけど一緒に生きている家族との日常が好きでこういうなんでもないものを大事にしていてそれもすばらしいものだよねってね
巴さんも結名のシーンもありますよ みんな輝いてました
前半でそういうシーンがあってなこちの妹が失踪するんで魔女宅的なドタバタで締めるのかと思ったけどそれもキャラを魅せるためのワンシーンでしたね
そのアクションぽいところを受けてからのみんちの厨房にもつなげてますしね
個人的には妹が見つかったあとの緒花が泣くシーンが一番好きですね
なこちは泣かないけど緒花は泣くんです そこはキャラクターの性格なのかなとは思いますが
そしてスゴイのはその涙で話をまとめちゃってるところですね 男だったら泣いたってなにも解決しないだろって話です そしてもし俺が監督でここで緒花が泣くって脚本出きてきたらなんで泣いて終わりなの?って却下ですよ
でも緒花が泣くだけで「見つかって良かった」って共感を見てる人が持てるんです これはスゴイ 理屈じゃなくてキャラの感情表現だけで感情を共有させてしまうという
岡田麿里スゲエってところですね 話を組み立てていくのはうまくないけど台詞と感情を扱わせたらスゲエいいものつくりますね
組み立ての話ならこの映画起承転結になってないと思うんですよね
それでもキャラの描写をつなげていくだけできちんと話をまとめてしまってるし 変なところで天才だなあ
どのキャラにも見せ場なシーンもあったし強いて言うならば緒花の描写がすこし足りないかなというところかな でもその辺は皐月とおばあちゃんと緒花のつながりを描いたってところでキャラエピソードってことにしてるのかなあ
でも充分楽しめましたよ おもしろかった
入場者プレゼント なんかはずれっっぽい(;´Д`) みんちがよかった
入場者プレゼントもらった はずれだー
はないろポスター 光っちゃってダメだな
花咲くいろはのパネルがあった 始まるまで時間をつぶそう


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