どちらかというとアイマスの方の感想を主に書くけど相変わらずネタバレばかりします。
俺としてはアイマスはもうきちんとテレビシリーズで終わったアニメだしここに来て劇場版作るんだったらもう番外編みたいなものだよねと公式HPお見ないで見にいった
まあおおよその所その予想は当たっていて765プロのアイドルたちの未来の活躍が描かれているちょっと未来の続編的な映画だった
もちろん俺としてもそういうのは歓迎でプリキュアオールスターズ的なヒーロー大集合で全員大活躍みたいなものをやってくれればみんな喜ぶじゃんといったところだ
理想をいえばアイマスのことを何にも知らない人が見てもわかる映画の方が世の中からは評価されるんだろうけどこういうお祭り映画は一般ウケしないけど身内には受けるのでそれはそれでOKと思ってる
今回は出だしの映画内映画の予告編がカメラアングルぐるぐる回しながらのアクションやってくれててそれだけで満足だったし、みんな集まってのライブに向けて全員そろっての夏休みの合宿的な映画になるんだなと前半までは思ってた
アイマスの子たちのことはみんな見てるから知ってるのでみんなの掛け合い見てるだけでも情報密度が濃いんですよ
全員キャラ立ちしてるからある子のかける声に全員が違った表情するわけ 俺としてはそういうのを見てるだけでも満足しちゃうんだよね 久しぶりだし
そこで合宿の辺りからバックダンサーで出る子たち(どうも新しいゲームの新キャラらしい)を出してきた
ここでWUGと比べてしまうけどもうアイマステレビシリーズの続編なんだからもう主役の12人はもうチャンピオンですよ もうレベルが上がりまくってすぐに魔王を倒しに行ける状態
WUGの子たちはまだレベル3くらいの駆け出しの勇者でバックダンサーの子らもそれくらいですよ
WUGの最後のライブなんかはわざとだけどダンスなんかもそろって無くしてるしバックダンサーの子らもダンスで失敗したりしてるわけ
でもチャンピオンなアイマスの子たちはもうそんな所でつまづいたりしても何をいまさらそんなものを焼き直してるのって思われるだけなのでそんなシナリオにはしない 当然完勝で突破する そんなの当たり前だ テレビシリーズでもうレベルアップしてきたんだから
だから今回はアイマスの子たちは大活躍でバックダンサーの子たちがレベルアップしていく所に過去の自分たちを照らし合わせて昔との対比での成長後の姿と昔の姿ってことでストーリーを作っていくのかなと思ってた
その辺もだいたい合ってたんだけど可奈って子があまりにつまづきすぎた
この子は春香と対比させるキャラなのかなくらいに思ってたんだけど一度のライブの失敗のあと引きこもって出てこないって展開になる
映画なんでそういうつまづきみたいなものは必要なのでしょうがないけど後半全部使って引きこもってくれるので見てるこっちはスゲエうんざりですよ つうか俺全然知らないキャラだしバックダンサーの1人くらいいなくなっても全然かまわないんですよ アイマスの子たちが活躍するの見にいってるしそういう人たちしか見に来てないんだから
そんで作中で一週間くらいなのかなあ ちょっと時間経過が良くわかんなかったんだけどもっとかもしれない その可奈って子が引きこもってるわけ
映画としても成り立たなくなるのでその子をどうやって立ち直らせるのかなあとか思ってるんだけどせっかく伏線的に置いてあるはずの春香がサインしたぬいぐるみも返して来ちゃってるんだよね
それでどうやって立ち直らせるかっていうと返信はしないけど何度もメールを打って電話してそれでも立ち直らないから土手で落ち込んでる所にみんなで駆けつけて声かけて励ましたら戻ってきましたとさ
なんかコレ怖くない?俺はワタミ的な途中でやめるから無理になるっていう言葉を思い出してうんざりしたよ
WUGの話もするけど主役の真夢って子も一度アイドルやってたんだけどWUGの他の子たちが頑張ってるのを見ていてやぱりもう一度って事でWUGに参加するわけ
そういうのってやっぱり悩んだりするけど回り道したり考え直したりっていうきっかけがあるから立ち直ったりしてそれが共感を呼んだりするわけで 俺はWUGの噂とか聞いたりしてたから正直バカにしてたけどそういう所をきちんと描いてたから映画として完結してないけどWUGの第一話としておもしろいと思った WUGのキャラがどんな子たちなのかもわかったしね
でもこのアイマスの場合は違っていてアイマスの子たちはどんなことがあろうとも経験値は積み上げていけるもので失敗することはないみたいな怖い信念みたいなものを感じたね
アイマスは元々はゲームだったし頑張れば強くなるのは当然だしそういう所を継承して話を作ってもいいけど
WUGはホントにゼロからのスタートで目指すは紅白とか言ってるけどそこにたどり着けるのかなんかわかんないし
あまちゃんではユイちゃんはどんなに努力しても最後まで岩手を出られなかった(番外編で紅白には出たけど)
でもそれは話としてはOKでそこにたどり着こうとするまでの話がおもしろければいいわけで必ずしも成功がゴールじゃないでしょ
でもこの映画だとそれを許さないんだよね
でもテレビというかアイマスでも律子さんとか小鳥ちゃんとかアイドルじゃなくても別の道をってことを選んでる人もいるよね なんで可奈にはそういう引きこもりから無理矢理(と俺には思えた)引き戻されてそこで成功するって道しかなかったのかな
というか戻るのはいいんだけどきちんとシナリオ練って戻る理由を考えてくださいよ みんなが集まって励ましてくれたから立ち直るなんてそんなのカルト宗教でしょ
これがアイマスの12人のメンバーの誰かの話だったらずっと昔からの長い友人が手をさしのべてくれたってことになるけどバックダンサーで俺らも主役の子たちもそんなに肩入れする必要ないじゃん
脚本作ってる側からすればみんなの思いが届いたって話なんだろうけど話のバランスがおかしくて落ち込んでる時間が長すぎてみんなの思いだけじゃ立ち直れない所まで落ち込んじゃってると思うんだよね そこを立ち直らせるならきちんとサイドストーリー用意しないとダメだよ
こんなんで感動したとか思ってもらえるとか甘いよ
それで最後のライブでバックダンサーも大活躍で盛り返してくれるのかなあと思ってたけどそれも無いし
最初の映画内映画でハードル上げちゃってるんだから普通に歌うたってライブやってももうそんなのは普通なんだよ
途中にも何度も歌とダンスのシーンは挟んでるんだから
俺は前半の出来がスゴく良かったから後半の展開がスゴく残念でした
最後にバックダンサーたちの話もきちんと入れてあげれば良かったのに最後はちょい役だし歌ってもいないし
すごく消化不良な映画でした
あとWUGの最初のライブのシーンとアイマスの最後のライブのシーンがほとんど一緒なんですよ
俯瞰で見てサイリウム振り回してるファンがいてってシーンだから似通ったシーンになっちゃうんだけど
WUGはそこにたどり着けないってゴールでもいいと思うのできちんと個人のドラマを描いて欲しいな そういう期待をさせてくれる映画でした パンツを見せてもOKみたいな覚悟も見せてくれたしテレビ版2話みたいなセクハラシーンみたいなのもやってるのわかってるからね そういうのに負けたり葛藤したりするのは話としては充分楽しいので
アクションも画面内の情報密度もずっとアイマスの方が勝ってたけどドラマではWUGの方が勝ってたよ
それほど褒めるほどWUGがおもしろかった訳じゃないけどさ
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